「とうめい人間目ぐすり」
スネ夫から借りるつもりだった『とう明人間』の本をジャイアンに取り上げられてしまったのび太は、未来から遊びに来ていたドラミに、「本物のとう明人間になって、ジャイアンをこらしめたい」とうったえる。

一度はことわられたものの、目にさすだけでとう明人間になれる『とう明人間目ぐすり』を出してもらうことに成功したのび太は、さっそくとう明人間に変身! 服をぬぎすてると、もうだれにも見つからないと大よろこびし、ジャイアンのもとへ。スネ夫といたジャイアンを見つけたのび太は、「どろぼう」と言い放つが、のび太のすがたが見えないジャイアンは、スネ夫が言ったものだと思い、スネ夫がなぐられてしまう…!
 
その後、のび太がジャイアンから本を取り返そうとしていると、雪がふってくる。はだかののび太はこごえそうになり、ジャイアンにものび太の足あとだけが見えるため、ゆうれいに追われているのではないかと、大あわてで家に帰っていくが…!?
 (「とう明人間目ぐすり」てんとう虫コミックス第8巻より)
「エレベーター・プレート」
カギをなくしてしまったママから、いそいで駅前のカギ屋さんをよんでくるように言われたのび太とドラえもん。走り出す二人だったが、ドラえもんはすぐに立ち止まり、ポケットから『エレベーター・プレート』を取り出す。  
 
ドラえもんに言われるまま、のび太がエレベーター・プレートの上に乗ると、そのままプレートが上昇(じょうしょう)し、ドラえもんが設定(せってい)した2階の高さに止まった! すると、ドラえもんがプレートから足をふみ出し、なんと空中を歩き出したからビックリ! このエレベーター・プレートが上がった高さに、見えないゆかができるのだという。
 
二人がそのまま空中さんぽを楽しんでいると、二人を見かけたスネ夫が、自分もついていこうとベランダから足をふみ出し、そのまま庭に真っさかさまに落ちてしまう…。エレベーター・プレートで上がった人しか、空中のゆかに乗ることはできないのだ。
 
その後、しずかもさそい、今度はゆかを3階の高さに設定して遊び始めるが…!?
(「エレベーター・プレート」てんとう虫コミックス第37巻より)
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